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腹筋が割れる?EMSトレーニングはどのぐらい効果があるのか

EMSトレーニングの紹介ではモデルさんの奇麗に割れている腹筋の映像がよく見られます。本当にEMSでトレーニングをすると腹筋が割れるような効果があるのでしょうか?EMSの原理やトレーニングの仕組みなどから本当に割れるのかや割るための方法などを解説していきたいと思います。基本的にはCMの映像は「イメージ映像」であって現実にはあそこまでの効果は期待できないのですが、どうしてもという方におすすめの方法もご紹介します。

腹筋のEMSトレーニングについて

まずはEMSトレーニングの原理や仕組みをご説明します。EMSを日本語で言うならば「電気による筋肉刺激」を略した用語です。原理としては電気を身体に通す事で筋肉を刺激して伸び縮みをさせる事で筋肉のトレーニングを行う方法です。

なぜ電気を通すと筋肉が伸び縮みをするかですが、一番判りやすい例が冬場の静電気に感電した時に手が硬直したりした経験が誰でも一度はあると思います。筋肉は脳からの電気刺激を神経を通して受ける事で伸びたり、縮んだりしているのですが、静電気などの外部からの電気刺激でも同じことが起こるのです。

静電気の場合は急に電気が身体に入るため、筋肉がびっくりして痙攣したり、硬直したりするのですが、EMSも原理としては同じです。違いとしては静電気ほど大きな刺激ではないので、痙攣や硬直ではなく普通に伸び縮みをする点が異なります。この点を利用して普通の筋トレよりもずっと多い回数の伸び縮みを筋肉に繰り返させることで、EMSは高いトレーニング効果を得る事が出来るのです。

具体的にはEMSを20分していただくのと、ダンベル運動などを数時間行うのが同じぐらい効果があるという研究結果もあるそうです。そのため短時間で筋肉を付けたいという方におすすめのトレーニング方法がEMSトレーニングになります。

腹筋は割れません!

ではEMSトレーニングだけでモデルさんのようなムキムキの腹筋が出来るかというと、必ずしもYESとは言えないのです。なぜならばEMSで鍛えられるのはあくまでも腹筋の筋肉なので、脂肪が多ければ筋肉が隠れてしまうのです。人間の身体の構造をざっくりと分けてみると皮膚の次に脂肪があり、一番奥に筋肉があるためいくら筋肉を鍛えても脂肪が多いと見た目では太っているように見えてしまうのです。

具体的な例を挙げるとお相撲さんが代表的な脂肪で筋肉が隠れている人になります。意外と知られていませんが、お相撲さんの身体には筋肉がたくさん付いているのです。あくまで太っているように見えるのは筋肉を脂肪が隠しているためです。相撲の取り組みはとても大きな衝撃を身体に与えるので、あれぐらい脂肪で守らないと怪我をして危ないから一見太っているように見えるだけなのです。

もしお相撲さんが減量をして脂肪を少なくしたら、ボディービルダーの様に筋肉ムキムキの身体になるでしょう。ちなみにボディービルダーの方はほぼ皮膚と筋肉だけで肉体を構成しているので、体脂肪率が一桁台というとても少ない数字になっていたりします。

一回ここでポイントを纏めさせていただくと、EMSで鍛える事が出来るのは筋肉だけなのでモデルさんのような身体を目指すのであれば、他のトレーニングも一緒にして脂肪も減らさないといけないという事を覚えておいてください。

それでも効果的な訳

それでもトレーニング方法としてEMSトレーニングは非常に優れた方法であると言えます。確かにCMのような効果を得るためには他にも色々な運動やダイエットが必要ですが、そこまでしなくても筋肉量を増やすだけで自然と痩せやすい身体になるのです。

その理由は「基礎代謝」が増えるからです。基礎代謝とは一日に最低限肉体を維持するのに必要なカロリー量を表しますが、筋肉量が多いほどこの基礎代謝も増える傾向にあるからです。筋肉量が多いとより大きな「熱」を発生させるので、燃料として多くのカロリーが必要になるためです。ちょっと難しい話になりますが、人間の生命活動とは「熱」によって賄われると言えます。

「熱」が無いと身体のあらゆる器官の働きが鈍くなり、最悪の場合は死に至ります。よく「雪山で遭難した時に寝ると死ぬ」という話がありますが、あれは「寝てしまうと身体の体温調節が上手くいかなくなってしまい死亡する」事を端的に言ったものです。「熱」は脳の活動を筆頭として心臓などの重要器官の働きに必要不可欠なものなのです。そのため人間は低温の環境に置かれると出来る限り脳や心臓といった生命維持に不可欠な臓器に集中して熱を与えようとします。

凍傷で手や足の指が壊死するのは体幹部(胴体)に熱を集中したために、末端に熱が届かなくなったために細胞が死んでしまう現象により引き起こされます。色々と難しい事を書いてしまいましたが、要約すると「熱が無いと人間は生きていけない」という事です。

身体に「熱」を供給するのが筋肉の重要な目的の一つのため、筋肉があれば身体は出来る限り「熱」を生み出そうとカロリーを消費してくれるのです。ダイエットと聞くと多くの方が摂食をイメージされると思いますが、摂食よりも身体が消費するカロリーを多くした方が実は健康的に痩せる事が出来るのです。

ちなみに女性は冷え性の方が多いと言われていますが、これは男性に比べて筋肉量が少ない事が大きな原因ですので、冷え性を改善したい方は筋肉を増やす事をおすすめします。あえて乱暴な言い方をすれば筋肉さえあればほとんどの場合、健康的な生活を送る事が出来るのです。

割れた腹筋を作りたいのなら

ではEMSトレーニングでどうしても腹筋を割りたい方におすすめのトレーニング方法をご紹介します。筋肉を美しく見せるために邪魔なのは脂肪です、そのためまずは脂肪を減らす事を第一に考えましょう。ただし摂食ダイエットは今回の場合、あまりおすすめできません。なぜならば人間が摂食をした時には脂肪と同時に筋肉も「熱」を作るために燃やしてしまうからです。

脂肪はカロリーを保存しておく「燃料タンク」のような役割を持っていますが摂食した場合、人間の身体は脂肪と一緒に筋肉もカロリーに変換して燃やしてしまうのです。これは人間という種族が何度も飢饉に会って、それから身に付けた習性なので自分の意思ではどうしようもありません。そのため今回の場合は摂食はしないで、脂肪をとにかく効率的に燃やす方法をご説明します。

EMSトレーニングで腹筋を鍛えるのであれば、同時にジョギングやサイクリングなどの下半身を鍛える運動を行ってください。これは鍛える箇所を分割する事で全身に満遍なく筋肉を付けるのに有効です。一か所に集中して筋肉を付けるより、上半身と下半身に満遍なく筋肉を付ける方が効果が出やすいのです。

特にジョギングやサイクリングは有酸素運動といってカロリーを効率的に消費できるスポーツなので、カロリー消費にも役立ちます。「筋肉を付けながらカロリーを効率的に消費する」事をコンセプトにしましょう。

同時に食事にも気を使ってください、食べないのはNGです。先ほども説明した通り、せっかく付けた筋肉が燃えて無くなってしまいます。主に採って欲しいのは筋肉を作るたんぱく質と身体を動かすエネルギーになる炭水化物です。脂肪を減らすのに炭水化物を採っていいのかと疑問に思うでしょうが、全く採らないとやっぱり身体は危険を感じて筋肉を燃やそうとするので、適量は採るようにしてください。

とにかくカロリーを消費しながらも、身体が勝手に筋肉を燃やさないように注意しながら運動していただければモデルさんのような腹筋を作り上げる事が出来ます。

まとめ

EMSトレーニングには腹筋が割れる程の効果は基本的にはない事と割れた腹筋の作り方を解説しました。EMSでも他のダイエット機器でもそうですが、過剰な期待は禁物です。中には「必ず痩せます」みたいな広告もありますが、話半分に聞くぐらいで丁度いいと思います。

過剰な期待を持っていると実際に使ってみて、思ったよりも効果が無かったらすぐに飽きて使わなくなってしまうので、とても勿体ないです。基本的にはそれなりの効果は見込めますのでそれを活かすための使用法が必要なのです。