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EMSトレーニング関連コラム

EMSトレーニングで筋肉痛になった場合の対処とならないための注意点を詳しく解説

「筋肉痛は運動不足から起こるもので、慣れてくればそれ程起きるものではナイ」という意見が、割と定説の様に言われています。確かに運動初心者には、そうした事も多々あると思いますが「筋肉痛」にも、あくまで個人差があり、そればかりでは済ませられない事もある様です。ダイエットも大切ですが、安全のため、筋肉痛がどの様なシグナルなのかも見落とさない様、もう少し詳しく掘り下げてみたいと考えます。

筋肉痛が教えるサインとは?

脳からの神経回路を介さずに、電気の刺激で筋肉を収縮させるのがEMSによる筋肉トレーニングです。つまり、脳からの「もうこれ以上は筋肉が傷むから止めて!」という制御を、EMS機器は持ち合わせていません。そのため、必要以上の出力でのトレーニングや長時間の使用をしてしまう事があり、結果として筋繊維を損傷させ、ひどい筋肉痛が起こる事になります。重傷の場合は肉離れの様な病状になってしまう事もあり、その一歩手前でも「階段を登れない」「脚がつって走れない」「痛みで夜も眠れない」等の症状で悩まされる事もあります。

そもそも筋肉は、筋トレで壊れた筋繊維が修復される事で更に強い筋肉に生まれ変わるという仕組みですので、その修復時間を与えなくてはいけない訳です。筋力アップは元より、筋肉を補修するためにも休息は必要でしょう。ひどい筋肉痛が起こっている場合なら尚更です。

EMS機器は脳を持たないので、その判断は自身の筋肉が「筋肉痛」によって、サインを出していると思って下さい。

筋肉痛が起きた時の対処とは?

ひどい筋肉痛は、筋肉が強く収縮し過ぎた結果、筋繊維が引きちぎれて損傷を起こしたと考えられます。損傷の修復が可能な程度なら時間経過により収まりますが、痛みが続くのは損傷が過度なために、ひどい筋肉痛が起こっている可能性もあり得ます。

こうした場合、国民生活センターでは「身体に異常を感じたらすぐに使用を中止し、病状がひどければ医療機関を受診する事」とアドバイスしていますので、これを参考に対処して頂けたらいいでしょう。たかが筋肉痛と放置しておくと、生活に支障が出る程に至ってしまう場合もありますので注意が必要です。

その他の注意点とは?

運動に慣れており、自身の体を十分に把握している方の場合、軽度の筋肉痛ならトレーニングを中止する必要はないと判断する事も有りだと思います。ただ、国民生活センターに寄せられた情報のほとんどが運動の素人であり、EMSトレーニングの初心者でした。こうした方達は、筋肉痛が起きた時点で連続してトレーニングを行わず、中止する事が大切だと思われます。トレーニングのプロや医師が指導する場に於いても、週に2回程度が妥当だと言いますので、自己判断でEMS機器を連続使用する事は絶対に避けるべきでしょう。

また、説明書をよく読み使用する事が大切と言われていますが、説明書自体に疑問点がある場合も存在する様です。これも国民生活センター調べの情報で「使用方法に不適切な表示が見られた」という部分があります。内容は、文章表示では「心臓周辺に使用しない」としているにもかかわらず、写真表示等で胸部に取り付けているものが3例もあったそうです(EMSベルトについて)。

また、使用時間についても曖昧な説明で、消費者に誤解を与える様な表示であったと報告しています。

こうした事態への対処や注意は非常に難しいところですが、まずは価格の安さより信頼のおけるEMS機器を選択する、或いはプロの指導者や医師の指導の下でトレーニングを行う、という方法を取るのが賢明ではないかと思われます。

まとめ

EMS機器は非常に種類が豊富となり、選択肢が広がっている事自体は消費者にとって喜ばしいのですが、選択肢が増えると共に苦情や被害報告も増えている様です。使用法を間違えなければ安全と言われていますが、昨今、その使用法を示した説明書に不備が指摘されています。それでは安心して使用する事はできませんね。

こうした事態を打開して安心・安全にEMS機器を使用するために、消費者側も知識を得て対処する必要がありそうです。しかし、万が一被害が出てしまった時は、まずは医療機関で受診し、事業者等へ苦情を申し入れる事も視野に入れて被害部位の写真を撮り、説明書等は保存しておく事が大事だそうです。